2018.11

UXファシリテーター育成ワークショップ講座に参加してきました。

UXファシリテーター育成ワークショップ講座に参加してきました。05



ドリッパーズの林です。
2018年10月5日(金)に開催されましたWeb担当者Forum編集部主催の
UXファシリテーター育成ワークショップ講座(東京)に参加してきました。
参加理由は、アカウントディレクターという肩書もあり、お客様と打ち合わせをすることが多く、
意思決定の話し合いを円滑に進めるにはどうしたらよいか悩んでいたためです。



UXファシリテーター育成ワークショップ講座は、
  • ・第1部:実践プラグマティックペルソナ/講師:森田 雄 氏
  • ・第2部:戦略を図とデータで見える化するワークショップ「コンセプトダイアグラム」/講師:清水 誠 氏
  • ・第3部:シナリオを書くためのUXDコンセプトシートワークショプ/講師:安藤 昌也 氏

3部構成で10時から18時までみっちりワークショップをおこないます。
久しぶりのワークショップでついていけるか、かなり心配でしたが、
一緒のチームになった皆さんのおかけで熱のこもったグループワークができ、
充実した一日になりました。(本当にありがとうございました!!)

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第1部:実践プラグマティックペルソナ/講師:森田 雄 氏
ペルソナがなぜ符に落ちない形になっているのか? 
ペルソナがを作ったけど全く使われていないのはなぜか?
森田さんが実践で経験された経験を元に森田式実践で使えるペルソナ手法を学びました。
事前に用意されていたよくある質問集があるあるネタ過ぎてツボに入りひとり笑ってました。
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また、作成したペルソナを検証する簡易型カスタマージャーニーマップの方法も
ワークショップを通じて学ぶことができました。
「カスタマージャーニーマップ」の本来の言葉の意味は?
完成したマップ(絵)は本当にカスタマージャーニーマップの意味を捉えたものか?
という問いが、胸に刺さりました。
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第2部:戦略を図とデータで見える化するワークショップ「コンセプトダイアグラム」/講師:清水 誠 氏
森田さんからは顧客視点でしたが、清水さんからは企業視点の
コミュニケーション戦略マップ(コンセプトダイアグラム)の作成方法を
出版されている「コンセプトダイアグラムでわかる [清水式]ビジュアルWeb解析」から
ワークショップを通じて学びました。
コンセプトダイアグラムでわかる [清水式]ビジュアルWeb解析
https://www.amazon.co.jp/dp/4048661426
講義で参考資料で提示されたとある企業のコンセプトダイアグラムは
説明を聞きながら「なるほど」と思っていたのですが
いざ実践となるとまったく手が動かない・・・・・。
私たちのチームは一緒に参加されていた方の企業を元に作成をおこなったのですが、
ヒアリングをして企業のことはわかっても、ゴールを書くことが難しい。
さらに、軸を決めるのがまた難しい。さらにさらにゴールまでのステップを書くのがもっと難しい。
初めは個人毎にチーム内で発表し、最後にまとめたのですが
皆さんそれぞれの発想が面白くまとめあげる作業も
すごく時間がかかりました。
ワークショップではコンセプトダイアグラム作成まででしたが、
KPI設定からデータに基づく施策・評価、改善サイクルまでなので、道のりは長いですね。

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第3部:シナリオを書くためのUXDコンセプトシートワークショプ/講師:安藤 昌也 氏
UX王子の愛称で有名な安藤さんからはUDXコンセプトシートを使った
ワークショップでシナリオの書き方を学びました。
UXデザインとはなにかを再度講義でおさらい。
(私自身も再確認できよかったです。)
その中でも利用文脈(ユーザーと製品の関わり)=「シナリオ」にポイントを置き、
駆け足で(笑)UXDコンセプトシートを使って心の声を
使用前、使用中、使用後、使い続け時を書き出した後、
アクティビティシナリオ・プロットで、ユーザーの行動を書き出し、
UXDコンセプトシートで定義した心の声になるかを検証。
アクティビティシナリオ・プロットをチームで作成していた際、
「サービスにログインする」は行動にならないと初めに注意いただいたのに
それに似た「タップする」という言葉を付箋に書き貼ってしまっていました(反省)
講座はほんの触り程度でしたが、
ユーザー体験と利用文脈の視覚化の難しさを痛感しました。
=UXデザインのシナリオはとても大切ということですね。

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朝一大阪から新幹線で移動後の3つのワークショップ講座を体験するという
頭をフル回転させたハードな1日でしたが、とても有意義な講座でした。

学んだ内容をぜひ実践で活かしていきたいと思います。
お客様と一緒に会議だけでなく、ワークショップをおこないながらプロジェクトを進めていきたいですね。

それではまた。

author: Hayashi
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