
デザイナーの竹本です。
"アートはお遊びだから、遊んでやれば、すべてアートになる。"
これは横尾忠則先生のやたら素敵な言葉でして、僕はこの言葉を常に心に留めています。
実際のところ僕自身は"アート"という言葉に若干の苦手意識を感じていて、
芸術的な素養やセンスはキチンとあるか?と問われると閉口してしまいます。
("アート"ディレクターという肩書は拝領していますが...)
そんな芸術的なセンスに乏しい僕でも、プライベートワークなどで楽しく遊びながら好き勝手にデザインしていると
「あぁ、これはアートであるぞ!」と感じることが少なからずありまして、
なるほど横尾先生の仰ってることは実に正しいと毎度気付かされます。

僕はデザインを行う際、アート側の脳・広告側の脳(と勝手に呼んでます)という別々の指標を持って取り組んでいます。
感覚を第一として後付けではないロジックで成形するパターンと、
ロジックを第一としてデザインで化粧してゆくパターンです。
(アートと広告の境界線を語るのは僕なんかには百億年早いのでそこは割愛します)
普段はやはりどうしても広告側の脳を主体としてしまうので(何も間違ってないとは思いますが)、
時々はアートと広告の脳の比率を逆転させて何かをしなければいけません。
ベッドのマットレスを時々裏返してスプリングを長持ちさせるのと同様に...です。
脳みそも同じ部分ばかりを使っているとヘタってしまい柔軟さを失うという考えから
"遊び"のデザインをすることでアート側の脳を刺激する。そしてそれが僕の趣味でもあるわけです。
...以上が僕がバカバカしい遊びやイベントなどに参加する際、妻への言い訳として使うロジックです。
また言い訳が始まったぞ...という顔をされます。
(別に嘘をついているワケではないのですけど...寛大な妻に感謝)
さて本題ですが、そんな僕の趣味の一環として
レッドブルのボックスカートレースという比較的バカバカしいイベントに出ることになりました。
http://www.redbullsoapboxrace.com/jp/ja/企画書などを送り無事選考を通過しましたので、これから車体の作成に取り掛かります。
日頃のデジタルな作業からアナログな作業へ。
手探りでハンドルやブレーキの設計、車体の機能やデザインを考えて製作していくので、
日常では考えないようなことを思案する必要に迫られると思います。(そしてそれが重要だと考えます)
また途中経過やレースの顛末もここに書かせて頂くかと思いますので、お時間があれば読んで下さいね。
万が一、準備にかまけ過ぎて妻が激怒すれば棄権となります!
※メカニックに強い方がいればご一報下さい