2017.11

企業の部署間を横断して提案する必要性

企業の部署間を横断して提案する必要性01



こんにちは、ディレクターの林です。
ブログが完全に滞っており、猛反省の日々を送っております。
本日は、ディレクターとして普段心がけていることをブログに綴りたいと思います。

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現在はディレクターとして活動しておりまして、
ウェブサイト開発や雑誌広告デザインなど
お客様へ訪問し、要件をお伺いして仕様・構成を固め、予算やスケジュール、
開発体制などをご提案しながら日々プロジェクトを進めています。

基本はクライントさまの一つの部署の担当者とプロジェクトを進めていくのが
通常の流れだと思います。

ですが、最終納品されたものがどうなって運用されていくのか
知らないまま作って終わりではとても寂しいものがあります。

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ウェブサイトではよくある話なのですが、
デザインは広報部、システムは情報システム部、作り上げたシステムを運営するのは管理部と
私とやりとりする窓口担当の方は広報部から専任された方と
複数の部署の方が関わる場合があります。また、部署毎に責任範囲がことなります。

担当者同士でやりとりでは、納品まではとてもスムーズだったけれど実際は・・・という話しがよくあります。

・見た目はキレイでも、運営する管理画面はとても使いづらい。

・すごいシステムだけど、運営がまったく使いこなせない。

・管理画面は使いやすいけど、見た目がちょっと。。。

・一部の部署の想いだけがデザインされている。など。





一部の部署だけの打ち合わせでは中々、川上から川下まで満足する体験は得られにくいというように思います。

大きな会社ほど部署間の連携が少なくその柵が最終デザイン・プロダクトとなって
お客さまに届いてしまうことがあります。とても歯がゆくお客さまにとってはそんな柵のことなんて一切関係ありません。

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私は日々の打ち合わせから、

「これはどこの部署が管理されているのですか?」

「システムは実装できますが、この人数で運用できるものでしょうか?管理部の方にお伺いできますか?」

「実際店舗に置いた場合、どうなるのでしょうか?店舗責任の方はどなたになりますか?ご調整できますか?」

問題提起をおこないながら、関連部署の方を巻き込み打ち合わせに参加いただくよう促しています。
#ある企業様は他の部署の方々にお声がけいただき、参加人数が少しずつ増えて定例会として運営するようになりました。
 その場で各部の意思決定が決まるのでスピードも早くなったと感じています。

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正直余計なお世話なのかもしれませんが、初めから終わりまで心地よいデザインやクリエイティブを提供しようと思うと
どうしても色んな部署の方と連携しながら物事を進めていくしかないと思っています。正直なところ大変です。。。。

※これがちまたで言うUX(ユーザー・エクスペリエンス)からの組織デザインなのかもしれません。

それでも、お客さま・クライントさま・自分自身、正しいデザインを世に伝えたいという想いで日々奮闘しております。
このやり方が正しいのか間違っているのかわかりませんが、もし共感いただける方がいらっしゃったら嬉しいです。

それではまた。




author: Hayashi
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